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こだわりの栽培方法

栽培の経緯

20号

園主である父が、今の栽培法に至った経緯です。

今から26年前、
「見た目がきれいなみかんを作れば、それでいい。」
それまでは、そんな考えでみかんの栽培をしていました。

そんな父が、食べ物について勉強する機会に巡り会いました。
食べ物の勉強をしていくにつれ、栽培への考えが変わりました。
「食べ物を栽培するために使っている 農薬は、動物(害虫)には「毒」だけど、植物(作物)には悪くない(?)・・・はずがない。 食べ物を作るのに毒をかけて作るのは絶対おかしい!!」
それから十数年間いろいろなことを勉強して、少しずつ農薬の使用を少なくしました。
農薬を減らせば、安全な食物になります。
しかし、害虫や病気による被害が大きくなってしまい、品質が極端に悪化し、みかんの木もボロボロに弱ってしまい収穫量も激減してしまいました。
この間、幾度も失敗があり、なかなか思うようにならず、試行錯誤を繰り返していました。
そして、近年になり少しずつこれまでの成果が出始め、2009年度産からは、化学農薬を一切使わない栽培方法で、まずまずの結果を得ることができました。

2010年度からは、有機栽培で許容されている農薬の使用も徐々に減らしております。自然栽培を目指して現在も勉強中です。

肥料

化学肥料は使用せず、穀物・魚粉・もろみかすなどの発酵肥料を使っています。
無肥料・無農薬の自然栽培を目指して少しずつ肥料の量も減らしており、平成22年度産では、夏肥だけに留めております。

農薬使用状況

農薬も化学合成農薬を使用せず、JAS法で定められた有機栽培で許容される農薬を使用しています。
許容される農薬はいくつかありますが、最低限必要なものを出来るだけ少ない回数で使用しています。

平成26年度産
使用農薬名 みかん ポンカン
いよかん
ネーブル 甘夏 レモン かがやき デコポン他 使用対象
マシン油乳化剤 1 1 1 0 1 1 1 カイガラ虫類
石灰硫黄合剤 0 0 0 0 0 0 0 そうか病・かいよう病・黒点病
ICボルドー 3 3 2 2 3 3 3 そうか病・かいよう病・黒点病
イオウフロアブル 1 1 1 1 0 1 1 サビダニ(発生確認後使用判断)
合計使用回数 6 5 4 3 6 5 5
平成25年度産
使用農薬名 みかん ポンカン
いよかん
ネーブル 甘夏 レモン かがやき デコポン他 使用対象
マシン油乳化剤 1 1 1 1 1 1 1 カイガラ虫類
石灰硫黄合剤 0 0 0 0 0 0 0 そうか病・かいよう病・黒点病
ICボルドー 3 3 2 2 3 2 3 そうか病・かいよう病・黒点病
イオウフロアブル 1 0 1 0 0 0 1 サビダニ(発生確認後使用判断)
合計使用回数 5 4 4 3 4 3 5
平成24年度産
使用農薬名 みかん ポンカン
いよかん
ネーブル 甘夏 レモン かがやき デコポン他 使用対象
マシン油乳化剤 1 1 1 0 1 1 1 カイガラ虫類
石灰硫黄合剤 1 0 0 0 1 0 0 そうか病・かいよう病・黒点病
ICボルドー 3 3 2 2 3 3 3 そうか病・かいよう病・黒点病
イオウフロアブル 1 1 1 1 1 1 1 サビダニ(発生確認後使用判断)
合計使用回数 6 5 4 3 6 5 5

※24年度は雨が多かった影響で、そうか病の大発生したためICボルドーの使用回数が増えております。

平成23年度産
使用農薬名 みかん ポンカン
いよかん
ネーブル 甘夏 レモン かがやき デコポン他 使用対象
マシン油乳化剤 1 1 1 0 1 0 0 カイガラ虫類
石灰硫黄合剤 1 0 0 0 0 0 0 そうか病・かいよう病・黒点病
ICボルドー 1 1 2 1 2 2 2 かいよう病・黒点病
イオウフロアブル 0 0 0 0 0 0 0 サビダニ(発生確認後使用判断)
合計使用回数 3 2 3 1 3 2 2
平成22年度産
使用農薬名 みかん ポンカン
いよかん
ネーブル 甘夏 レモン かがやき デコポン他 使用対象
マシン油乳化剤 1 1 1 1 1 1 1 カイガラ虫
石灰硫黄合剤 1 1 0 1 2 0 0 そうか病・かいよう病・黒点病
ICボルドー 1 1 1 1 1 1 1 かいよう病・黒点病
イオウフロアブル 1 1 1 1 1 1 1 サビダニ(発生確認後使用判断)
合計使用回数 4 4 3 4 4 3 3

収穫時期

イヨカン

味を優先して収穫しています。未熟のものは収穫・出荷しません。一番おいしい完熟になった時期に収穫し、選別してお届けいたします。そのため、一般の出荷時期より少し遅めになるかもしれません。

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